Search Consoleのページインデックス登録レポートの見方|未登録理由を切り分ける

Webページを登録済み・確認対象・意図した除外に分類する検索インデックス管理画面のイラスト

執筆者:

カテゴリ:

Search Consoleの「ページのインデックス登録」を開くと、登録済みと未登録のURL数が表示されます。未登録が増えていると、すべて直さなければならないように見えるかもしれません。

しかし、404、リダイレクト、重複ページ、意図してnoindexにしたページまで、すべてインデックス登録する必要はありません。確認すべきなのは、公開して検索結果へ出したい重要ページが未登録になっていないか、そして未登録の理由が意図どおりかです。

この記事では、ページインデックス登録レポートの数字を一括で良し悪しに分けず、理由ごとに修正対象を決める手順を整理します。

結論:未登録数ではなく、重要URLと理由を見る

最初に確認する順番は次のとおりです。

  1. 公開したい重要ページが登録済みか
  2. 未登録理由の件数が急増していないか
  3. 404、リダイレクト、noindexが意図した状態か
  4. 重複URLとcanonicalが整合しているか
  5. 「検出」「クロール済み」で止まっている重要ページがあるか
  6. 個別URLはURL検査で現在の状態を確認する

目標は「登録率100%」ではありません。Googleのページ インデックス登録レポートでも、正当な理由で登録されないURLがあること、重要ページが登録されているかを見ることが案内されています。

レポートはサイト全体、URL検査は一ページを見る

ページインデックス登録レポートは、Googleが認識しているURLを理由別にまとめて見るためのものです。特定の記事が登録されているかを調べるときは、URL検査を使います。

  • ページインデックス登録レポート:サイト全体の傾向と未登録理由
  • URL検査:一つのURLの登録状況、クロール日時、canonical
  • サイトマップ:検索対象にしたいURL群の場所と取得状態

レポートで件数の変化を見つけ、例として表示されたURLを確認し、重要ページならURL検査へ進みます。

個別URLの確認は、Search ConsoleのURL検査の使い方|公開・更新後に確認する5項目で整理しています。

最初に登録済みページの重要URLを確認する

登録済み件数が増えていても、ホームページ、主要カテゴリ、問い合わせへの導線、検索流入を狙う記事が未登録なら確認が必要です。

最初に次のURLを数件選びます。

  • ホームページ
  • 主要な固定ページ
  • 新しく公開した記事
  • 更新した重要記事
  • 内部リンクの起点になるカテゴリやまとめページ
  • 検索流入が多い既存記事

URL検査で登録状況を確認します。登録済みでも検索結果に必ず表示されるわけではありませんが、未登録なら検索パフォーマンスを分析する前に原因を確認します。

未登録理由の「ソース」を見る

未登録理由の一覧には、原因のソースが表示されます。「ウェブサイト」は、サイト側の設定や応答を確認できる可能性がある問題です。「Google」は、クロールや正規化などGoogle側の処理結果を示します。

ソースだけで修正の要否を決めるのではなく、理由とURL例を組み合わせます。

見る項目 判断すること
理由 なぜ登録されなかったか
ソース サイト側で修正できる可能性があるか
件数推移 いつ増減したか
URL例 重要ページが含まれているか
最終クロール 修正前後どちらの状態か

Googleのページの認識についてでも、未登録は必ずしも問題ではなく、重要ページと理由を確認するよう案内しています。

404は、削除が意図どおりなら正常

存在しないURLが404を返すこと自体は、必ずしもエラー対応の失敗ではありません。削除したページに代替がなく、サイト内リンクやサイトマップからも外しているなら、404は適切な応答です。

修正を検討するのは次の場合です。

  • 公開中の重要記事が誤って404になっている
  • URL変更後に旧URLから新URLへの導線がない
  • サイトマップへ404 URLが残っている
  • 内部リンクが削除済みURLへ向いている
  • 外部から多く参照されるURLを統合した

代替ページがあるなら関連性を確認してリダイレクトします。無関係なページへ一律転送するより、404のままにするほうが適切な場合があります。

リダイレクトURLは、転送先だけを登録する

「ページにリダイレクトがあります」は、検査したURLが別URLへ転送されている状態です。通常、登録対象は転送先です。

意図したURL変更なら、次を確認します。

  • 転送先が200で表示される
  • リダイレクトが何段も連続していない
  • 内部リンクが旧URLではなく新URLへ向く
  • サイトマップには新URLだけを載せる
  • canonicalも新URLを指す

意図しない転送なら、WordPress、リダイレクトプラグイン、サーバー設定、URL正規化を確認します。

noindexは、意図したページなら直さない

noindexは、ページを検索結果へ登録しないよう伝える設定です。問い合わせ完了画面、サイト内検索結果、管理用ページなど、検索結果へ出す必要がないページでは意図どおりの場合があります。

問題になるのは、公開記事や主要固定ページへ誤って付いた場合です。

  • WordPressの「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」設定
  • SEOプラグインの投稿タイプ・個別ページ設定
  • テーマやテンプレートのmeta robots
  • HTTPヘッダーの X-Robots-Tag

noindexを外した後は公開URLを確認し、URL検査のライブテストで現在の設定を見ます。robots.txtでクロールを止めたままだと、Googleがnoindexの変更を確認できないことがあります。

robots.txtでブロックされている場合

robots.txtはクロールの許可範囲を制御します。検索結果から確実に除外するためのnoindex代替ではありません。

重要ページがブロックされている場合は、どのルールに一致しているかを確認します。特定のディレクトリをまとめて禁止した結果、公開記事まで対象になっていないかを見ます。

意図してブロックした管理用URLなら、未登録で問題ありません。公開記事ならルールを修正し、URL検査で取得可能かテストします。

重複とcanonicalは、正規URLを一つにそろえる

WordPressでは、同じ内容へ複数の経路からアクセスできることがあります。Googleが別URLを正規ページとして選んだ場合、重複側は登録されません。

確認する項目は次のとおりです。

  • canonicalが意図した公開URLを指す
  • 内部リンクが正規URLへ統一されている
  • サイトマップに正規URLだけを載せる
  • httphttpswww、末尾スラッシュの扱いがそろう
  • パラメータ付きURLを不用意に内部リンクしない
  • 内容が近すぎる記事は統合や役割分担を検討する

「代替ページ(適切なcanonicalタグあり)」は意図どおりのことがあります。「重複しています。Googleにより、ユーザーがマークしたページとは異なるページが正規ページとして選択されました」は、指定と選択がずれているため、URL検査で双方のcanonicalを確認します。

「検出・インデックス未登録」は、まだクロール前の状態

「検出 – インデックス未登録」は、GoogleがURLを認識しているものの、まだクロールしていない状態です。

重要ページが長く残る場合は、次を確認します。

  • サイトマップに正規URLが含まれる
  • 既存の登録済みページから内部リンクがある
  • サーバーが安定して応答する
  • 大量の低価値URLを生成していない
  • 同じ内容のURLが増えていない

サイト内のどのページからリンクされているかは、Search Consoleのリンクレポートの見方|内部リンクと外部リンクを改善するで確認できます。

公開直後なら、すぐ異常と決めません。サイトマップや内部リンクを確認し、重要な少数URLはURL検査から登録をリクエストします。

「クロール済み・インデックス未登録」は内容と重複を確認する

「クロール済み – インデックス未登録」は、Googleがページを取得したものの、現時点では登録していない状態です。

単に文字数を増やせば解決するとは限りません。次を確認します。

  • 別記事と結論や構成が重なっていないか
  • タイトルと本文が検索者の疑問へ答えているか
  • 独自の事例、検証、比較、一次資料があるか
  • 自動生成した薄い一覧ページになっていないか
  • canonicalと内部リンクが意図どおりか
  • 404に近い内容のないページになっていないか

記事の役割が別ページと重なるなら、統合、リライト、削除、noindexのどれが適切かを決めます。すべてを登録させることを目的にしません。

ソフト404は、200応答でも内容がないと判断された状態

ソフト404は、サーバーが200を返していても、実質的に「見つからない」「内容がない」ページと判断された状態です。

商品や記事がないのに空のテンプレートだけを表示する、存在しない検索結果を200で返す、本文がほとんどないページなどで起こりえます。

  • 存在しないページなら404または410を返す
  • 存在する記事なら、目的と内容を明確にする
  • 他ページへの一律リダイレクトを避ける
  • タイトルだけで本文がない状態を直す

本文量だけでなく、そのURLが読者の目的を満たすページかを確認します。

優先順位は「重要度×件数変化」で決める

未登録理由を上から順に全部直すのではなく、優先順位を付けます。

状況 優先度
ホームや主要記事が突然未登録 高い
公開記事にnoindex・robotsブロック 高い
サーバーエラーが急増 高い
重要記事がクロール済み未登録 内容を個別確認
意図したリダイレクト・404 低い
重複側が正規URLへ統合済み 低い
管理用ページをnoindex 対応不要

件数が多くても意図した除外なら緊急ではありません。件数が一件でもホームページや収益記事なら優先します。

修正後は「検証を開始」とURL検査を使い分ける

同じ原因のURL群を修正した場合、詳細画面から修正の検証を依頼できます。個別の重要URLは、URL検査でライブページを確認します。

レポートとURL検査の結果が違う場合、最終クロール日時を見ます。修正後にまだ再クロールされていなければ、レポートには古い状態が残ります。また、ライブテストですべての重複・正規化条件を確認できるわけではありません。

修正したURLが多数ある場合は、サイトマップも確認します。Search Consoleにサイトマップを送信する方法|WordPress公開後の確認手順を参照してください。

月1回の確認手順

  1. 登録済み・未登録の推移を見る
  2. 急増した未登録理由を開く
  3. URL例に重要ページが含まれるか確認する
  4. noindex、404、リダイレクトが意図どおりか確認する
  5. 重複とcanonicalを確認する
  6. 重要URLをURL検査する
  7. 修正日と対象理由を記録する
  8. 次回、検証結果と件数推移を確認する

登録後の検索表示やクリックは別の段階です。記事公開後にSearch Consoleで見る5項目|表示回数・クリック・CTR・検索語・順位を混同しないで確認できます。

よくある質問

Q1.未登録URLはゼロにすべきですか?

いいえ。404、リダイレクト、重複、意図したnoindexなど、未登録が適切なURLがあります。重要ページが登録済みか、除外理由が意図どおりかを確認します。

Q2.レポートに出るURL例は全件ですか?

全件とは限りません。公式説明では理由ごとの例は最大1,000件で、すべてが表示されない場合があります。傾向を把握し、重要URLはURL検査します。

Q3.クロール済み未登録なら、すぐリライトしますか?

公開直後や一時的な状態もあります。クロール日時、重複、canonical、内部リンク、記事の役割を確認し、内容が別記事と重なる場合に統合やリライトを検討します。

Q4.登録済みなら検索順位も付いていますか?

登録済みは検索結果へ表示される資格がある状態ですが、特定の検索語での表示や順位を保証しません。検索パフォーマンスで表示回数や検索語を確認します。

Q5.修正したのにエラーが残ります

最終クロールが修正前なら、古い状態が残ります。URL検査の公開URLテストで現在の状態を確認し、再クロール後のレポート更新を待ちます。

まとめ:登録率ではなく、意図とのずれを直す

ページインデックス登録レポートでは、未登録URLの総数だけを評価しません。重要ページが登録済みか、未登録理由が意図どおりか、件数がいつ変わったかを確認します。

404、リダイレクト、noindex、重複が意図どおりなら、未登録でも問題ありません。公開記事のブロック、canonicalの不一致、重要ページのクロール済み未登録など、意図とずれた状態を優先して直します。

サイト全体の傾向はページインデックス登録レポート、個別ページはURL検査、複数URLの発見はサイトマップ、登録後の成果は検索パフォーマンス。この役割分担で確認すれば、数字をゼロにする作業ではなく、公開したいページを検索へ届ける改善になります。

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です